猫のつぶやき(=ΦωΦ=)

この前、空を見上げたのはいつですか?

花冷えの一日、そしてタンカンとアルベド/20190323の空

一昨日、昨日と20℃超えの横浜で、一昨日には桜の開花宣言もあり、昨日の昼間は半袖Tシャツで過ごしていました。しかし、夕方からどんより曇って肌寒くなりましたね。

けて本日午前9時頃、我が家の温度計は4℃。
体感気温は1℃を示していて、花冷えというか真冬の様相に逆戻り。 

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2019.3.23 10:02 今朝は冷え込みました

10時でもまだ6℃。けれども連れ合い共々「そんなに寒い感じはしないね」と。

 

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2019.3.23 15:19 気温が全然上がらない…

にはシトシト雨が降り出しました。
午後3時頃には7℃あったのに、ヒンヤリとした空気で「朝より寒く感じる!」
二人してこたつでお茶をしながらまったり過ごす午後も良いものです。

東京・横浜ではソメイヨシノ開花後の初めての週末で、お花見にお出かけの方も多いのかも知れませんね。しかしながら、寒すぎて早々にお帰りの方も多く、露店の方が「売り上げが…」とぼやいておられる上野や目黒川の様子がニュースで流れていました。

 

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2019.3.23 18:34 結局、一日寒かった…

背景はいつかのひなたぼっこ猫…暖かそうだニャ。(=ΦωΦ=)

 

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2019.3.23 22:31 夜になって暖かくなってきたり…

鹿児島から届いた『タンカン』。
(届いた時の画像、まだ掲載していなかった…💦)
一昨年は台風直撃でたんかん農家さんが大打撃を受けて、昨シーズンはようやく集めて送って下さったようですが、今年はとってもジューシーで甘い(くどくなくて爽やかな甘さ💓)のが届きました!
ありがとうございます!!\(^o^)/

関東では、鹿児島の柑橘類は余り馴染みがないでしょうか?
そういえば、スーパーにはあっても『ポンカン』くらいで、『タンカン』は見たことがないかも。以前ご近所にお裾分けした時には、何度も名前を聞かれました。全く馴染みがなかったそうで…。本記事タイトルの『タンカン』でピンと来なくて、「短観」「胆管」「単館」などなど、色々思われた方がおられるかも知れませんね。(;'∀')
ポンカンよりも出回る時期が短いせいか、また果皮が傷つきやすいらしく、見映えが悪いと都会では好まれないため流通しづらいのかな?
『ボンタン』(Bontan)は、飴でご存知の方がいらっしゃるかも知れません。(かつては首都圏JRの駅の売店でも売られていたけれど、若者受けはしなそうなので今はないかも…)
亡父の郷里では(一番の産地ではないようですが)タンカン栽培が盛んで、春の味覚。お正月には『桜島小ミカン』という、5cmくらいの小さくてメチャ甘いミカンが、実家(同じ横浜市内ですが)の食卓に並びました。

ット情報では「タンカンは皮から実が剥がれにくい」と書かれているのが多いけれど、(拙画像をご覧になるとお分かりのように)全然そんなことないんだけどな。逆にこのサイズの柑橘類としては、「皮が薄くて剥きやすい」のがウリだと思うっ!のですが…。

ミカンのように最初から手で剥こうとすると、指が入らなくて皮がボロボロ切れてしまって始末が悪いのは事実。少し手間だけどナイフで切れ目を入れると、指が入ってスルスルと簡単に剥けちゃうし、実に付いた白い部分(※一般的には「綿」(ワタ)と呼ばれるでしょうか?正式名称を調べたところ、個人的に衝撃の事実が!後述します。)も綺麗に分離しますが…。
そして、中の袋(じょうのう=瓤嚢)の皮が薄いので、剥いたらミカンのようにこのまま食べられるので、食物繊維も沢山摂れますよん。

 

 

ただ、早めに消費が吉かと。
日持ちはするけれど、(我が家の保管環境が悪いのか)あっという間に皮の艶が無くなり水分が抜けていくように思われ、そうすると皮が剥きにくくなって実離れも悪くなります。(日が経つ=乾燥する=皮とワタが乾いて剥がれやすくなりそうなのにね…)
ネット情報は、指だけで剥こうとしたか、フレッシュな果実ではなく少し日が経ったものだったのかも…などと思えたり。(;・∀・)

1箱30個。独り者の男友達には他に送りたいものがあったのと、「日頃、果物は買わない」と言っていたので「ビタミンC補給!」と宅配便で数個発送の他、あちこちにお裾分けしました。(実家には別途届いています)


柑橘類のワタ(白い筋状の部分)の名前について
英語では、アルベド(albedo)だそう!
天文好きならば、アルベドと言えば『反射能』『反射係数』を思い浮かべますよね。

カール・セーガン氏がホストを務めたテレビ番組、初代『コスモス』のテーマ曲だった『Pulstar』が収録されたヴァンゲリスの『反射率0.39』(Albedo0.39)も、当時一世を風靡しました。0.39は"アルバム発表当時の地球のアルベド"で、太陽からの入射光を1として、地球が反射する光が0.39(39%)という意味です。 

 

COSMOS 上 (朝日選書)

COSMOS 上 (朝日選書)

 
COSMOS 下 (朝日選書)

COSMOS 下 (朝日選書)

 
ALBEDO 0.39: REMASTERED EDITION

ALBEDO 0.39: REMASTERED EDITION

 

 

極地など雪氷に覆われた場所は、白いために反射率が高くて80%にもなるそうですが、赤道付近は20~30%とのこと。気候変動で極地の雪氷が減ることなどにより反射率も変化するため、0.39は"アルバム発表当時"(1976年)という訳で、2004年現在の地球のアルベドは0.367となっているようです。

余談ながら、極地の雪氷の現象は人為的要因によっても当然変化します。(一般的に言われる気候変動は、人間が人為的に排出する二酸化炭素量に主眼を置いて「温暖化」と言われることが多いようですが、人為的に拠らない「気候変動」もある訳でして…)今後、北極航路が一般的になったりすると、船舶の煤煙が雪氷に撒き散らされることにより、黒い粉塵が熱を吸収して、より一層雪氷が溶けやすくなるということも予想されたり。(それにしても、広義の?環北極圏の一端に位置する日本、北極航路の目論見?は随分前からあるのに、砕氷船計画発進遅すぎ…アルベド云々はさておき。💦)


毎度のように横道に逸れましたが…
では、なぜ柑橘類のワタと(天文学の)反射率が同じ名前?
調べてみると、アルベド(albedo)は、

albho- 白、白い、「潔白な」の意を表す。

という、印欧語源のラテン語であることが判明。

「白い」ことから、柑橘類の皮と実の間の白い組織(ワタ)もこれを語源としている模様で、一般的な皮は『フラベド(flavedo)』とのこと。
なお、日本語では果実の一般的な果皮は『外果皮』(flavedoもしくはexocarp)、柑橘類の白いワタにあたる部分は『中果皮』(alvedoもしくはmesocarp)、そして果実の外側の皮は『内果皮』(endocarp)に分類されるようですが、果物によって果実である可食部が中果皮だったり内果皮だったりと違ったりで、その植物の辿ってきた歩みや生き残りの戦略が色々ありそう。奥が深い!

 
 
相変わらず、頭痛のためにコマギレ睡眠が続き、そして目が覚めたら痛みがそこに居る状態で、寝た気もしないし辛いし…かれこれ1週間経ったのかな?それすら分からないくらい、激痛に悶絶ちう。今回はしつこいのかも…。;つД`)
 
長らく超低空飛行で、4月18日に遡って投稿。(-_-;)