2021.1.20 大寒
暦通り、寒い一日でした。
それでも、最低気温は先週の-5℃までは下がらず。先週の朝は連日霜が降りて凍ったようにしおしおにうなだれていた庭のパンジーやビオラたちでしたが、今朝はそんなこともなく、寒さ大好き!とばかりに沢山の花を咲かせていました。🙂
気象庁|過去の気象データ検索 2021年1月 横浜地方気象台
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横浜地方気象台は海の近くの丘の上にあり、同じ市内でも我が家よりも随分マイルドな気候。9日と10日が特に冷え込んで、その時に我が家では-5℃を記録しましたが、横浜地方気象台の最低気温は-0.8℃。我が家の計測はエエ加減ですので、超参考記録。😅
一年で一番寒い頃。
寒仕込みのお酒や味噌、寒天や凍み豆腐などの季節ですね。
寒稽古もこの頃を指すのかしらん?
今朝ラジオで耳にしたのは、夏の土用波と同様に『寒土用波』というのがあり、「東北地方の沿岸には3mを超す高波が押し寄せているので、海岸には近づかないように」と注意喚起していました。
アナウンサーの方が「土用ですか?うなぎを食べて精を付けなくては!」と仰ったらスタジオで笑いが起きていましたが、夏の土用のイメージが強いうなぎも、本来の旬は秋から冬だった訳で…。(平賀源内と養殖技術の発達と…完全天然ものの旬は変わらず冬でしょうが、養殖もの主流の現在は「うなぎの旬は夏」と言っても差し支えない?)
新仔(しんこ)うなぎ…もうしばらくうなぎを口にしていないので、どちらにしても私にとっては幻!😥
二十四節気の『大寒』は、太陽黄経が300°になる瞬間を含む日のことですが、大寒から立春前日の約2週間のことも『大寒』と呼びます。その期間を表す七十二候の言葉は、3つに分けて以下の通り。
初候:『款冬華』(ふきのはなさく)
次候:『水沢腹堅』(さわみずこおりつめる)
末候:『鶏始乳』(にわとりはじめてとやにつく…「にゅうす」としているものも)
厳しい寒さで沢の水が凍り付くけれど、フキノトウが蕾を付けたり、福寿草が花を咲かせる頃。そして、鶏が卵を産み始める頃(「とや」は鳥屋で、抱卵をする=卵を産むこと…でOKでしょうか)でもあったようです。
養鶏が盛んになる前の自然に任せていた時代には、冬には鶏も寒さのために卵を余り産まなくなっていたのだとか。
そして、冬季には鶏も脂肪を蓄えるために餌を沢山食べたので、寒さが極まった大寒の日に産んだ卵は栄養がタップリで美味しいということで、『大寒卵』は縁起物として珍重されたとのこと。そもそも、卵自体が貴重品だった訳ですが。
卵は命の源ということで健康運、黄身の色から金運アップのご利益があるとも言われているようですよ。
中国の故事が起源という『立春の卵』の逸話、『コロンブスの卵』と併せて広く知られていると思われますが(そうでもない?😅)、実体?としての『大寒卵』というのがあるのですね。
春は一年の始まりとして(「立春」や「春分」が一年の始まりとされている文化・暦が多かった)、人々の期待を集める季節なのかしらん。
大寒の次の二十四節気は立春。
春の兆しを心待ちに…。💓
…と言っていたら「もう目がショボショボして辛い!!」という声が聞こえてきました。😥
また黄砂やPM2.5で既に空もぼんやりしているし…命が蠢きだす季節は、嬉しいことばかりでもない!?