3月8日はミモザの日…でした。(ほぼ1週間遅れの投稿…(;^ω^))
日本でいつ頃から広まったのか分かりませんが、近年、この時期にはお花屋さんなどで黄色のモフモフ可愛らしい花束や切り花を良く見かけるようになりました。
この日は国連の定めた『国際女性デー』(女性の政治的自由と平等を唱える日。国際婦人デー、国際女性の日などとも。1910年制定)ですが、イタリアでは『Festa Della Donna=女性の日』とされていて、男性がお母さんや奥様・恋人など、親しい女性に感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る日で、花を頂いた女性はそのミモザの枝を身に付けるのだそうです。
詳しくは以下ページをご参照下さい。
『ミモザの日』 東京都中央卸売市場大田市場花き部仲卸 フラワーサービス株式会社
イタリアの風習も国連の『国際女性デー』から来ていて、1945年にイタリアの婦人連合がこの時期に花を咲かせるミモザをこの日のシンボルとしたから、なのだとか。
ミモザのみならず、菜の花、たんぽぽ、レンギョウ、エニシダ、キンポウゲ…花色が多様なものを入れればもっと色々ありますが、春に咲く花の色は黄色が多いように思うのは、気のせいでしょうか?
これは洋の東西や年齢を問わず、多くの方がそう感じているという調査結果があるらしく…。
冬の色合いがまだ濃く残る中で目立つ鮮やかな黄色は、生命やエネルギーを感じさせて、春のイメージに直結します。
例えば、桜は鮮やかな色よりはソメイヨシノや山桜の儚げとも霞とも思えるパステルピンクの方が春らしさをより感じるのに、黄色は鮮やかでも春のイメージは損なわれません。私だけ?そして、同じ黄色でも春の花々と夏のヒマワリなどとは違うイメージを持っていて…自分の感覚なのに混沌としています。おそらくは経験と結び付けられているからなのでしょうけれど。
そして、自然の摂理ってやつでしょうか。受粉をしてくれる虫の目はヒトの目よりも紫外線寄りの狭い範囲しか感じられないので、赤よりは黄色や白っぽい花の方が彼らには見つけやすい。このため、まだ虫が盛大に活動を始める前に花をつける植物の花の色は黄色や白が多いのではないか(虫にはヒトの言うところの黄色としては感じられていないものの)…という話も何かで読んだ記憶が。
改めて調べてみると、もっと具体的に研究が進んでいるのかと思ったら、さにあらず。
どなたか謎の解明にチャレンジしてみませんか?他力本願モード全開。(;^ω^)
❀早春に黄色い花が多い理由
うちの庭にもミモザを!と思ったこともありますが、成長が早いんですよね。あっという間に大きくなって、しっかり支えないと台風や強風で倒れてしまうこともありますし。樹高が5mを超えることもあるそうで、既に猫の額よりも狭くなってしまったうちの庭では、背が高くなって茂る樹や、支柱を立てたりこまめに剪定などは到底無理。💦
そうしたら、先日、実家の母も同じことを言っていました。(;^ω^)
彼女は『緑の指』の持ち主ですが、さすがにもう脚立に上がって剪定などは危ないので、残念だけれどミモザはちょっと…と思ったら、本人もそう思ったようで。( ;∀;)
そして、お恥ずかしい話ですが、以前母が夏に長期入院した時の実家の庭の荒れ果てようと言ったら…。私は夏にはいつも以上に動けなくなってロクに作業など出来ず(昔々は庭いじりの真似事などしましたが、今はコロッと熱中症で倒れてしまうのでマヂでヤバい!し…)、弟は水遣りはしてくれるものの雑草取りや剪定などには全く無関心で、もうそれはそれは可哀そうなほど草ボウボウやら木々は枝を伸ばし放題のフリーダムな姿になってしまって。母は口では「大丈夫だから気にしないで」と言ってはいましたが、退院直後まだ身体が辛い筈なのに、堪らず最初に手を付けたのが庭いじりで…本当に申し訳なかったのです。(>_<)
高齢化社会のペット問題というのは結構見聞きしますが、主の高齢化や居なくなった後、綺麗にしていた庭が荒廃してご近所に迷惑をかけてしまうという問題(美観の問題もあるでしょうけれど、虫や落葉の問題が多そう)も、案外身近に発生しています。
近所ではないものの、割合良く前を通るお宅の玄関先のシンボルツリーが見事なミモザの樹で、毎春楽しませて頂いていたけれど、昨年の花の後でバッサリと切られてしまって驚くやら悲しいやら…どうやらこちらのお宅も高齢化で手入れが大変になってしまわれたからのようでした。
そこそこご近所のお宅ではおばあさまが沢山の花々を丹精されていて、朝晩の水遣りをかかさず、花がらもきちんと摘まれてお掃除も毎日しっかりされていました。四季折々愛でて楽しませて頂いていたのですが、ある夏の夕刻に彼女のご子息と思われるつなぎ姿の年配男性が、庭先に所狭しと並んでいた植木鉢やプランター類を無造作に次々と処分している現場に遭遇!
一瞬で事態を悟り…。
広い町内の上に班が違ってすぐには分からなかったのですが、しばらくして回ってきた回覧板で、彼女の訃報を知って心が痛みました。( ;∀;)
トップ画像のミモザは、築地のお隣の新富町付近で撮影したものですが、フラフラ歩き回っていて…入船だったかも。
民家の玄関先のそう大きくはない鉢植えでしたが、こぼれんばかりに花を付けていて思わず足を止めました。
そうか!庭木は無理だけれど、鉢植えならば剪定も出来る!!…などと思うのは、やっぱり止めておきましょう。こうして、街歩きで色々楽しませて頂くのが、無精者には一番合っていますよね。(;^ω^)