猫のつぶやき(=ΦωΦ=)

この前、空を見上げたのはいつですか?

ジャコビニ流星群☆彡突発出現あるか?/20191008

2019年の10月りゅう座流星群(ジャコビニ群)の情報

怪鳥(佐藤 幹哉/日本流星研究会)さんによると…

10月りゅう座流星群(ジャコビニ群)のダスト・トレイルの解析の結果、2019年10月8日夜に若干出現する可能性が見出されました」
「大出現の翌年に高速放出のダスト・トレイルと接近して中規模の出現」が予想される

 

 


2019年10月8日(火)23時台(トレイル最接近時刻は日本時23時19分)を中心に、夜空を眺めてみると良さそう
但し月が大きいので(でも23時台には、もう随分西に傾いて低い)、月明かりと街灯りを避けないと1時間に1個くらいしか見られないという結果になってしまうかも…なので、そこんとこヨロシク!(;^ω^)

なるべく視界が広く、暗い場所で!そして、安全第一!!


1972年には、五島プラネタリウムで「ジャコビニ流星群、今年は流星雨☆彡が見られるかも」という情報を事前に得て、小躍りしました!
まだ子どもだったので、深夜、母に校庭まで連れて行ってもらって随分頑張ったのですが、一つも見えなかった…そう、私もそのままYumingの歌の中の人でありました。(T_T)

 

 

ちなみに、この歌のタイトルは『ジャコビニ彗星の日』(ご本家の歌が入っているのは著作権的にアレなので…)ですが、『ジャコビニ流星群の日』が正解。後述のように、ジャコビニ彗星とジャコビニ流星群は別物なのです。

 

YumingYoutube公式チャンネル

残念ながら『ジャコビニ流星群の日』はありませんでした。 

 


そこで「天文学者が予想しても、それが当たらないこともあるんだ!」と一念発起して世界的天文学者になられたのが、国立天文台副台長の渡部潤一先生

 

渡部 潤一 のほーむぺーじ — J. Watanabe's WebPage

渡部潤一 - Wikipedia


私と言えば、大好きだった鉄棒の上に座って「流れないねぇ…」とボケ~っと星空散歩していただけでした。(マイナーな可愛らしい星座が好きで…)
同じ現象を体験しても、ヒトってこんなに違うのよ…トホホ。(ただただ易きに流れる怠惰な私…三つ子の魂百まで (-_-;))

 


の頃はまだ「ジャコビニ流星群」と呼ばれていました。(割合最近まで、私も含めて「ジャコ群」と呼んでた人も多いかも…)
それは、この流星の元になるチリをまき散らした彗星(母天体)の名前から。確かに、この流星群の母天体はジャコビニ彗星なのですが、現在では「10月りゅう座流星群」というのが正式名称となっています。

 

彗星の正式名称は、ジャコビニ・ツィナー彗星です。

その昔は単にジャコビニ彗星と呼んでいたそうですが、一度行方不明になったジャコビニ彗星をツィナーさんが再発見したことで、ジャコビニ・ツィナー彗星と呼ばれるようになったのでした。

そしてジャコビニさんはいくつも彗星を発見したため(単独としては10個)、現在、単にジャコビニ彗星と呼ばれる彗星は、10月りゅう座流星群の母天体とは違う、ジャコビニさんが発見した彗星のことを指します。

 

ジャコビニ・ツィナー彗星 - Wikipedia

10月りゅう座流星群

ジャコビニ彗星 - Wikipedia

 

流星群を見せてくれる時には、母天体である彗星はそこにはおらず(見えない)、多くは遥か昔に彗星が軌道上に残したダストが流星の元になっているという仕組み。

…ということで、ジャコビニ・ツィナー彗星とジャコビニ流星群は鶏と卵のような関係ではあるけれど別物で、Yumingの曲のタイトルと歌詞は、天文的には少々問題が含まれているのでありました。意味は充分分かるのですが…



在は、見かけ上、空のどの星座付近から流星が流れて来るように見えるか(輻射点放射点)で流星群の名前を呼び表すようになって、この流星群は一つ一つの流星の経路を辿ってみると「りゅう座」付近の一点に集まるために「りゅう座流星群」と呼ぶようになりました。
そんな訳で、ペルセウス座流星群ふたご座流星群オリオン座流星群…などという風に名前が付いています。

流星群一覧(2019年)


これは、全ての流星がその一点から飛び出してくるように見えるのではなくて、現れた流星の軌道(線)を長く伸ばして辿ると、その星座付近の輻射点にたどり着くということ。でも、その星座近くにしか飛ばないのではなく、離れた場所にも見えます。
図説すると分かりやすいのでしょうけれど…。(;一_一)



そして、りゅう座流星群の場合には、輻射点とする流星群が年に何度かあるため、元「ジャコビニ流星群」と呼ばれたものは「10月りゅう座流星群」となっています。☆彡

私は輻射点と呼んでしまうのですが、今の主流は放射点ですかね?フルイヤツ ナノヨ…(;'∀')

 

さて、今夜のお天気は…当地では無理かも。( ;∀;)

ほんのわずかな雲間からでも良いので、非常にゆっくりと流れる様子が眺められたらラッキ~っ!☆彡 

 

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