2019年6月22日 0:54 夏至
横浜の日の出4:28、日没19:01
夏至の日没時刻に撮影。
当地は予報よりも日没は10~15分ほど早くなるのですが、 太陽は雲の向こうで拝めませんでした。
この何年かの夏至の日没の画像を見直してみると快晴の日はないように思われますが、雨で夕焼けすら望めなかった日は案外少ないようです。
(そもそも撮影すらしていない日もあって、それはダウンしていて撮れなかったのか、夕方も建物の中などで撮影出来なかったか、もしくは雨だったのか…調べてみないと分からないので、記録としては中途半端。記録・証拠としてメモ代わりにでも撮影しておくのは、ズボラな私には重要かも。💦気象庁のデータで過去の天候を調べることは可能ですが、10km圏内-もっと近いかな-の横浜地方気象台と当地とでも違っていたりするし…)
横浜では、残念ながら昨夜から雷雨の予報が出ていて、今日、昼間ほんの短かい間ですが薄い日差しが注いだ時間もあったのですが、昨夜から降ったり止んだりの概ね曇天の一日でした。
それでも、日没の頃にはうっすらと雲が焼けました。
低空の厚い雲の向こうは晴れているのか、チラ見えする高い雲が茜色に染まっているのが分かって、ここよりずっと西の方(もしくは西北)では、もしかしたら綺麗な夕焼けだったかも知れません。
私の周りでは、夏至は21日のような気がしている人が多い雰囲気だったのですが、今年は22日です。国立天文台のデータでは夏至の瞬間は22日午前0:54とのことで、日本では少しだけ22日にズレ込みましたが、世界的には21日のところが多かったのですね。
それこそお天道様と地球の運行次第で、20日が夏至のこともありますが…。
1年で一番昼間の時間が長い日。
フィンランドでは白夜の中で『コッコ』(Kokko)と呼ばれる巨大な焚き火を湖畔などで燃やしながら、その回りで歌ったり踊ったりして、太陽に感謝を捧げる夏至祭『ユハンヌス』(Juhannus)が行われます。
悲しいことに、酔っぱらって湖や川に落ちてしまい、溺死する方も毎年のようにおられるとか…。( ;∀;) フィンランド人は日本人のようにシャイな方が多いのですが(気心が知れるととてもフレンドリーに)、5月1日のVappuと言いJuhannusと言い、弾けるときには爆発的な方が多いような印象がしてしまったり…。
アラスカでもアンカレジやフェアバンクスなど各地で、一年で一番か二番に盛大なお祭りが開催されます。
夏至の日、フェアバンクスの日没午前0:47、日の出午前2:57で、昼間の時間は21時間50分もあります。北緯65度のフェアバンクスは北極圏内ではないので白夜にはならないのですが(北緯66度33分以北が北極圏で、年に一日以上白夜があることに。厳密には標高などの諸条件で変わって来るのですが…)、天文薄明も航海薄明もなく、日没から日の出の2時間余りの間も薄明るさが続きます。
毎年フェアバンクスで開催される夏至の夜の野球のプレイボールは午後10時!上記のようにほぼ白夜モードなので、ナイターの時間でも照明は必要ないのです。
同様にマラソン大会も開催されますが、こちらもスタートは午後10時です。
そして、日本の夏を彩る花火ですが、少なくともアラスカの夏至祭ではほとんど上がらないような…。(緯度が低めの南東アラスカは違うかも…)先に書いたように夏には夜は完全に暗くならないので花火は冬の主役で、クリスマスや新年のイヴェントで盛大に打ち上げられます。
アンカレジ Summer Solstice Celebrations
ところが、日本の多くの地域では梅雨の時期だからでしょうか、夏至をお祝いするお祭りは思い当たりません。
もしくは、農繁期なのでお祭りどころではなかったため、根付いていないのでしょうか?
月末の『夏越しの祓え』(茅の輪くぐり)は今も各地で催されますし、冬至は『一陽来復』、新年と復活の意味を持つのに比べて、夏至はピークということで日本人的に風情を感じないのか(ピーク=満月の十五夜はお祝いするけれど、これは中国から入って来たもので、日本発祥は十三夜や十日夜で満ちた姿ではないですよね)、中緯度地域の日本では夏至に重要な意味を持たせることはなかったのでしょうか?
皆さんの周りでは、夏至のお祝い行事はありますか?