猫のつぶやき(=ΦωΦ=)

この前、空を見上げたのはいつですか?

天使のささやきの日/20210217

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旭川のお菓子『氷点下41°』

 

2月17日は、『天使のささやきの日
1978(昭和53)年2月17日に、北海道幌加内町母子里(ほろかないちょう・もしり)で-41.2℃を観測したことを記念して、1994年に制定された記念日。

幌加内町 – 北海道の大自然の中で、日本一が3つあるまち


しかしながら、気象庁の観測点ではないため非公式なのです。
公式の日本最低気温は、1902(明治35)年1月25日、旭川の-41℃ということに。


『天使のささやき』というのは、ダイヤモンドダストのこと。
空気中の水分が凍って、空気中を漂っている状態ですね。
そこに太陽光が当たってキラキラ….✨

発生条件としては、
・-15~-20℃程度がベストらしい
・空気中にある程度湿度があること
・無風かそれに近いこと
・太陽光があること(月明かりで見えることがあるけれど、光が弱いので限定的?強い人工光で見えることもあります)
・視程が良いこと

単に、寒いからと言って見られる訳でもないということで。


母子里には(非公式ではありますが)日本最低気温を記録した地として『母子里クリスタルパーク』が作られ、毎年2月17日には記念イヴェントが開催されるそうです。
実際に-41.2℃が観測されたのは、北大演習林に設置された観測機器とのこと。

4travel.jp



気象庁は2020年2月3日に目視観測を廃止したため(管区気象台除く)記録が残らなくなったと思いますが、目視観測的には晴れていてもダイヤモンドダストが見えている状態だと、気象記録的には『雪❆』になる…という話を聞いたことがあります。ホントかな?
そして、ダイヤモンドダストを日本語で表すと『細氷』(さいひょう)らしい。


ダイヤモンドダストを『天使のささやき』と(記録が残っている中で最初に)呼んだのはロシアでのことらしいのですが、詳しいお話は失念しました。
もし違ったらごめんなさい!ご存知の方、補足説明お願いします!!m(_ _)m


確かにダイヤモンドダストの只中に居ると、氷の結晶がシャラシャラとかそけき音を立てているのが聞こえるような気がします。それを「天使がささやいている!」という表現をした方、素敵だなぁ!

いつだったか…夜中、オーロラを撮影中の満天の星の下で(晴れているということです)、頬に当たる冷たい感じがしてカメラを見たら、微細な氷の結晶がうっすら積もっていたことがありましたっけ。
近くに強い光源があれば、ダイヤモンドダストが空中に舞っているのが分かったと思います。

そして、オーロラ撮影で疲れているのに、朝日が昇って来てダイヤモンドダストを見つけると、またテンションが上がって⤴…眠いのに、またカメラ片手にウロウロ。
朝日の中のダイヤモンドダストと光柱の写真…画像が見つかりません。もしかすると、フィルム撮影だったのかしらん?


ラスカ・フェアバンクス郊外のチナ温泉ですが、温泉の湯気が凍ってキラキラ…✨というのが楽しめます!空気中にも漂って、ダイヤモンドダスト状態!
オーロラ観望で冷え切った身体を朝一番の露天風呂で温めながら、朝日の木漏れ日の光芒や、キラキラ✨ダイヤモンドダストを楽しむのも格別!
ただ、オープンは午前7時だったかな?
早起きするか、それまで起きているか…。
私は当然後者なのですが、人が少なくてのんびりゆっくりできます。
一番風呂の後は、美味しい朝食をいただきにレストランへ!😋

チナ温泉リゾート CHENA HOT SPRINGS RESORT - HOME


さて...

北海道雨竜郡幌加内町母子里

この名前に憶えがある方は
・北海道在住者(過去も含む)
・北海道通
・蕎麦通
・オーロラ通、宇宙天気通

それとも、アイヌ文化通かも知れませんね。
「モシリ」(mosir)というのは、アイヌの言葉で「大地」や「土地」を表す言葉。
アイヌモシリ」(人間の住む静かな土地、広くはアイヌ文化圏も表すとのこと)
「カムイモシリ」(神様の住まうところ)
「ポクナモシリ」(冥界、あの世)
「シサムモシリ」「サモロモシリ」(隣人の土地・島、隣の島=日本の本州のこと)
…だそうで。

幌加内町の地名の母子里(モシリ)は、アイヌの地名としては「モシリウンナイ」(モシルウンナイ)で、それを和名にしたようです。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/grp/131140P.pdf



毎度、話が行ったり来たりですが…
公式記録として日本最低気温-41℃の旭川には、それを冠したお菓子があります。
肝心のお菓子は撮り忘れたのか私の画像保管庫に見つからなかったのですが(何度か食べているのに)、表面にアーモンドスライスが使われていて香ばしい一品。
包装紙もとても美しいんです!! 💖

…ということで、『天使のささやきの日』からお菓子『氷点下41°』にたどり着いたのでした。😅
『氷点下-41°』って、『氷点下』と『マイナス』でダブルになっちゃってるよねぇ?…と。
あっ、マイナス記号のように見えるのは(2色刷りの関係で)そうではなくて、『氷点下41°』で良いのか。😅😅😅

 

 

大寒/20210120

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2021.1.20 大寒

 2021.1.20 大寒
暦通り、寒い一日でした。
それでも、最低気温は先週の-5℃までは下がらず。先週の朝は連日霜が降りて凍ったようにしおしおにうなだれていた庭のパンジービオラたちでしたが、今朝はそんなこともなく、寒さ大好き!とばかりに沢山の花を咲かせていました。🙂

気象庁|過去の気象データ検索 2021年1月 横浜地方気象台
 ↑
横浜地方気象台は海の近くの丘の上にあり、同じ市内でも我が家よりも随分マイルドな気候。9日と10日が特に冷え込んで、その時に我が家では-5℃を記録しましたが、横浜地方気象台の最低気温は-0.8℃。我が家の計測はエエ加減ですので、超参考記録。😅


年で一番寒い頃。
寒仕込みのお酒や味噌、寒天や凍み豆腐などの季節ですね。
寒稽古もこの頃を指すのかしらん?

今朝ラジオで耳にしたのは、夏の土用波と同様に『寒土用波』というのがあり、「東北地方の沿岸には3mを超す高波が押し寄せているので、海岸には近づかないように」と注意喚起していました。

アナウンサーの方が「土用ですか?うなぎを食べて精を付けなくては!」と仰ったらスタジオで笑いが起きていましたが、夏の土用のイメージが強いうなぎも、本来の旬は秋から冬だった訳で…。(平賀源内と養殖技術の発達と…完全天然ものの旬は変わらず冬でしょうが、養殖もの主流の現在は「うなぎの旬は夏」と言っても差し支えない?)
新仔(しんこ)うなぎ…もうしばらくうなぎを口にしていないので、どちらにしても私にとっては幻!😥


十四節気の『大寒』は、太陽黄経が300°になる瞬間を含む日のことですが、大寒から立春前日の約2週間のことも『大寒』と呼びます。その期間を表す七十二候の言葉は、3つに分けて以下の通り。

初候:『款冬華』(ふきのはなさく)
次候:『水沢腹堅』(さわみずこおりつめる)
末候:『鶏始乳』(にわとりはじめてとやにつく…「にゅうす」としているものも)

厳しい寒さで沢の水が凍り付くけれど、フキノトウが蕾を付けたり、福寿草が花を咲かせる頃。そして、鶏が卵を産み始める頃(「とや」は鳥屋で、抱卵をする=卵を産むこと…でOKでしょうか)でもあったようです。

養鶏が盛んになる前の自然に任せていた時代には、冬には鶏も寒さのために卵を余り産まなくなっていたのだとか。
そして、冬季には鶏も脂肪を蓄えるために餌を沢山食べたので、寒さが極まった大寒の日に産んだ卵は栄養がタップリで美味しいということで、『大寒』は縁起物として珍重されたとのこと。そもそも、卵自体が貴重品だった訳ですが。
卵は命の源ということで健康運、黄身の色から金運アップのご利益があるとも言われているようですよ。


中国の故事が起源という『立春の卵』の逸話、『コロンブスの卵』と併せて広く知られていると思われますが(そうでもない?😅)、実体?としての『大寒卵』というのがあるのですね。
春は一年の始まりとして(「立春」や「春分」が一年の始まりとされている文化・暦が多かった)、人々の期待を集める季節なのかしらん。

大寒の次の二十四節気立春
春の兆しを心待ちに…。💓

…と言っていたら「もう目がショボショボして辛い!!」という声が聞こえてきました。😥
また黄砂やPM2.5で既に空もぼんやりしているし…命が蠢きだす季節は、嬉しいことばかりでもない!?

 

中谷宇吉郎集〈第5巻〉立春の卵

中谷宇吉郎集〈第5巻〉立春の卵

 

 

立春の卵

立春の卵

 

 

Happy Holidays!☆彡/20201224

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2020.12.17 三日月と木星土星の邂逅☆彡

 

Have a Safe and Happy Holidays! *<|:-)>
May your holidays be filled with peace and joy and happiness!
Rauhallista joulua!☆彡

 

 

2020.12.17 三日月と木星土星の邂逅☆彡

我が家から至近で南西の低空を広く望める場所は限られて、三脚を担いでそこへ行ったら、近所のお友達もリモートワークの間にちょこっと撮影に出てきました。

秋の星座の空域で他に目立つ星がなかったこともあるでしょうか、私には月と木星土星の並びが「トナカイの顔」に見えてきて…
「あそこにルドルフ居るよね!」と言ったのですが、彼には何のことだか全く分かってもらえませんでした。😥
「トナカイの顔に見えない?」にも、ピンと来なかったみたい。
それよりも「もう来週クリスマスなんぢゃん!(焦)」って、そっちかよぉ…って感じ。🤣


には、こんな風に見えていたんですっ!(画像)
クリスマスツリーとサンタさん(余計かな?)で画面がうるさくなっちゃいましたが、雰囲気ってことで。三日月は、「赤鼻のトナカイ」=「ルドルフ」らしく(画像処理で)赤く染まってもらいました。😉

小一時間外に居たところ、今季初めて足先がジンジンしました。
なかなか取れない西天の雲に、この様子が見られるかヤキモキしましたが、いつの間にか空は快晴になっていて、星も綺麗に輝き始めました。でも、放射冷却でどんどん冷えて来たので、空腹と寒さでお家に帰ったのでした。


うこうしていたら、あっという間に一週間が経ち、もうクリスマス・イヴ!?🎄
うそぉ~っ!!😱

今年はコロナ禍のみならず、身辺慌ただしすぎて…年末という気も全然しないし、頭の中の時間の流れが少なくとも1週間くらい遅れているみたい。やらなきゃいけないこと山積みなのに!どうしよう~っ!!(大焦)


なたさまもご安全に、そして心穏やかに過ごせますように!☆彡